粗利率次第ですが、多くのEC事業者は2倍から4倍を目標にしています。4倍を超えれば強い成果です。損益分岐点となるROASを下回れば、数字だけを見ると良く見えても実際は赤字です。
無料計算ツール
ROAS計算ツール
広告が生み出した売上と、それにかかった費用を入力してください。広告費用対効果(ROAS)を倍率として算出し、その数値が本当に良いものかどうかを平易な言葉で判定します。
あなたのROAS
—
上に売上と広告費を入力するとROASが表示されます。
ROASとは?
広告費用対効果(ROAS)は、広告費1ドルあたりどれだけの売上を生んだかを示す指標です。「広告は元が取れたのか、どのくらい取れたのか」という最も基本的な問いに答えるため、多くのマーケターがまず確認する数字です。
ROASは比率、あるいは倍率で表されます。ROASが3倍であれば、広告に1ドル使うごとに3ドルの売上が生まれたことを意味します。これはトップラインの効率を示す指標であって利益を示す指標ではありません — 商品原価、送料、割引など、販売後に発生するあらゆるコストについては何も語りません。
そのためROASは、最初のふるいとして使うのが最も有効です。ROASが悪いキャンペーンは、拡大する価値がほとんどありません。逆にROASが良いキャンペーンでも、実際に利益を生んでいるかどうかを判断するには、粗利率をあらためて確認する必要があります。
ROASはアカウント全体を通じても比較しやすい指標であり、これが多くのダッシュボードで最初に表示される数字である理由のひとつです。1つの比率さえあれば、1日200ドルのキャンペーンと月2万ドルのキャンペーンを同じ土俵で比較できます — これは売上や広告費の絶対額だけでは実現できないことです。
ROASの計算式
「広告経由の売上」とは、確認しているキャンペーン、広告セット、アカウントに対して広告プラットフォームが計上している売上合計のことです。ストア全体の総売上ではなく、広告ダッシュボードから直接取得してください。総売上には、広告と無関係なチャネル経由の売上も含まれてしまいます。
「広告費」とは、同じ期間にプラットフォームへ実際に支払った金額のことで、代理店手数料やツール費用を含めません。両方の数値で日付範囲を正確に一致させてください。期間のずれは、手計算のROASがダッシュボードと合わない最も多い原因です。
具体例で見てみましょう。広告経由の売上4,800ドルに対して広告費が1,200ドルなら、ROASは4倍です — 広告費1ドルにつき4ドルが返ってきた計算になります。自分の2つの数字を上の計算ツールに入力して、自社アカウントがどの水準にあるか確認してみてください。
結果の読み方
ROASが1倍を下回るということは、他のコストを一切考慮する前の段階で、広告が明確に赤字になっているということです。使った広告費が、広告経由の売上を上回っています。これはテストを続けるべき結果ではなく、立ち止まって原因を診断すべき結果です。
1倍から4倍の間は、多くの健全なEC事業者が位置するレンジであり、同時にこの数字が万能ではなくなる領域でもあります。同じ2倍のROASでも、粗利率が薄い商品では優秀、厚い商品では物足りない、ということが起こります。すべてのビジネスに共通する唯一の「良いROAS」は存在しません。
単体の数値そのものより重要なのは、損益分岐点となるROAS — 商品原価とオーバーヘッドをまかなうために必要な最低ラインです。これを一度自社のビジネスについて計算しておけば、それ以降どんなROASの数値も、どれだけ余裕があるのかを正確に教えてくれます。
最新の数値だけでなく、ROASの推移を確認する価値もあります。安定した2.5倍のほうが、たまたま突出した1件の注文によって生まれた1日限りの6倍よりも、信頼できるシグナルであることが多いものです。トレンドを見ることで、単一の瞬間値が持つノイズを平準化できます。
ROASだけでは誤解を招く理由
ROASはどの1ドルの売上も同じものとして扱いますが、そのコスト構造は商品ごとに異なります。ROAS3倍でも低粗利率の商品では赤字になり得ますし、ROAS2倍でも高粗利率の商品なら十分に利益が出ることもあります。粗利率の数字を横に置かなければ、ROASだけでは利益が出ているかどうかを判断できません。
アトリビューション期間の設定も、静かにこの数字を変えてしまいます。7日間クリックの計測ウィンドウと1日間ビューの計測ウィンドウでは、計上される売上が異なりますし、プラットフォーム間でも一致するとは限りません。アトリビューション設定の異なる2つの広告プラットフォームでROASを比較することは、同じ指標を2回測っているのではなく、まったく別の測定をしているのと同じです。
ROASは、その数値が高い・低い理由までは教えてくれません。数値の急上昇が本当にオファーが改善した結果なのか、それとも1件のバズった投稿がアカウント全体の数値を押し上げているだけなのかは区別できません。この数字を広告戦略の成果と判断する前に、広告クリエイティブ自体が効いているのかどうかを確認しましょう。
さらにROASは初回購入しか測定しません。ROAS1.5倍で1回だけ購入した顧客と、同じROASでその後1年間に3回リピート購入する顧客とでは、まったく異なる成果です。顧客生涯価値は、単発のROASの数値には表れません。
最後に、ROASは本質的に過去を振り返る指標です — すでに起きたことは教えてくれますが、予算を増やしたときに何が起きるかは教えてくれません。広告費を拡大すると、次にリーチするオーディエンスが変わることが多く、それによってROASは良い方向にも悪い方向にも動き得ます。好調なROASは、慎重に予算を増やしてテストしてよいというサインとして受け止め、その水準が高い予算でも維持される保証だとは考えないようにしましょう。
ROASがわかったら、次は改善です。
新しい広告バリエーションを生成し、クリエイティブを一新することで数値が動くか試してみましょう。
よくある質問
ROAS計算ツールのFAQ
ROASは売上と広告費だけを比較します。ROIは利益 — 商品原価やオーバーヘッドを含む全コストを差し引いた売上 — を総投資額と比較します。ROASは好調に見えてもROIがマイナスということは起こり得ます。
アトリビューションROAS(広告プラットフォーム側の数値)は、そのチャネル単体の成果を切り分けて見ることができます。ブレンドROAS(ストア全体の売上 ÷ 総広告費)は、広告が他チャネルに与えるハロー効果まで捉えられますが、広告とは無関係な売上も混ざります。可能であれば両方を追跡しましょう。
アトリビューション期間とモデルが異なるためです。7日間クリックコンバージョンを計上するプラットフォームは、同じキャンペーンでも1日間ビューコンバージョンのみを計上するプラットフォームより高いROASを報告する傾向があります。
ローンチ時や予算変更時は毎日、それ以外は週次が目安です。サンプルサイズが伴わないほど頻繁に確認しても、数字にノイズが増えるだけです。
通常は含まれません。多くのプラットフォームは税抜き・送料抜きの注文額を計上しています。正確な定義が必要な場合は、利用しているプラットフォームのドキュメントを確認してください。
新しい切り口を試す準備はできましたか?
新しい広告を生成して、ROASがどう動くか確認しましょう。
AdLibrary.netは独立した広告生成ツールです。Meta、Google、TikTok、LinkedIn、XまたはPinterestとの提携、承認、関係は一切ありません。プラットフォーム名は、ジェネレーターが対応する広告フォーマットを説明するためだけに使用しています。